活かせる基礎力と、本物の実践力。

 
国立音楽大学講堂大ホールとスコア

人の心を震わせる「一流の音楽家」を輩出し続けています

基礎力を大切に、あこがれの現場へ

 山下洋輔、久石譲、天野正道、大島ミチル、栗山和樹、広瀬香美…、卒業生の活躍を挙げ始めたらキリがありません。少人数の専修ですが、若手数名だけでも、
・村松崇継(スタジオジブリ『思い出のマーニー』)
・横田早香(東京都交響楽団事務局演奏統括部)
・中辻小百合(日本音楽コンクール第1位、本学講師)
・横山克(ももクロ楽曲提供、NHK朝ドラなど劇伴多数)
・富貴晴美(現音作曲新人賞、日本アカデミー賞音楽賞)
・挾間美帆(米グラミー賞ノミネート、出光音楽賞)
・米内山美里(劇団四季 音楽スタッフ)
と、多彩です。 様々な方面で活躍している卒業生の紹介ページは【こちら】

 大先輩の作曲家久石譲さん(本学の招聘教授)も常々語るように、大切なのは正しい「基礎力」を土台に、現代クリエイティブシーンの様々なことを「実践的に」積み重ねていくこと。それを可能にする強いカリキュラムと、私学ならではの充実した施設、優れた指導陣。 「作曲は未経験です」という新入生から、既に十何曲も書き上げている新入生まで、丁寧に「育てる、応える」ことを旨とし取り組んでいます。
 以下に、くにたちの作曲専修のポイントを3つに絞って紹介いたします。

くにたちの3つの特徴

「創作」「現場」「育てる」の三本柱

総合的なカリキュラム

先端的な創作も、社会と向き合う商業音楽も、生楽器もコンピュータも、すべて。

 多くの音楽大学で、創作系の学科が「商業音楽」「現代音楽」と分けられている中、国立音楽大学は、長く「新学科?新専修?」の議論を繰り返しながらも頑なにそうした細分化をせず、「作曲とは総合的に学ぶもの。創作に関わるあらゆることを学べる専修であり続けよう。」「音楽・サウンドを創作するにあたり、ジャンルを超えて共通する“基礎力”というのは確かにある。」という姿勢でやってきています。
 
 なぜか。
 理由は、以下の3つです。

指揮台の横の作曲者とそれを見守る友人たち

板倉先生と演奏者
 

音出し!

実際に音にしてみる。聴いて感じる。

 音楽は仲間と作るもの。くにたち作曲専修では、学生が書き上げた作品について「実演(通称:音出し)」の機会が豊富に用意されています。例えば、場合によって「譜面審査のみ」で終わることもある「世の中の作曲科の試験ってこういうもの」という通念に反し、在学中の試験は、全学年・全学生の提出作品について全て「演奏審査」。つまり自身の作品は必ずリアルな音になって返ってくる、ということです。
 
 試験以外でも、この「音出しこそ最大の学び」という精神は息づいており、吹奏楽法、声楽・合唱曲創作実習、管弦楽法などなど多くの授業でも実演の機会が多数。もちろんそのすべてに懇切丁寧な指導付き。学生の自主的なコンサートとはワケが違います。さらに、打楽器アンサンブル、吹奏楽、ファンファーレなど、公募で選抜した曲をコンサートで上演する機会も多く、そのほとんどは応募曲の試演を経て選抜されます。

  何回ものリハーサルを通じ演奏系専修生との相互理解を深め、本番を迎え、終える。演奏家と作曲家がともに学びます。「一つの楽曲に命が吹き込まれる過程」の全てを体感し、両者ともに得られるのは「極めて実際的な」経験です。
 数多くの音出しを通じ育まれるのは、卒業後も視野に入れた「演奏家との人脈」、どういう音符がどういう効果を生み出すのかという実践的な「書く力」、演奏家やステマネといったスタッフ達との共同作業に必須の「現場力」。
 独学では決して得られないこの環境。活かさない手はありません。
 
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丁寧で具体的な指導

すべての教員にそれぞれのバックグラウンドが。前衛アート、劇伴、作曲理論、ミュージカル、吹奏楽、合唱、etc. . . .

 4年間、一対一の個人レッスンが途切れることはありません。作曲のレッスンが4年間続くことはもちろん、理論系の「和声法」「対位法」も少人数(2〜3人)による充実のグループ&個人レッスン。講義系でも、「楽器法」「DTM演習」から、「管弦楽法」「編曲法」「DAW演習」「録音実習」「吹奏楽法」「声楽・合唱曲創作実習」などなど。。。充実のカリキュラムが用意されています。そしてそれは優れた指導陣の存在があってこそ。
 指導陣には、母校くにたちの出身者に加え、東京藝大出身、東京学芸大出身、桐朋学園大出身、東京音大出身、と多彩かつ優秀な教員が並び、その出自や専門分野も、フランス留学、ドイツ留学、アメリカ留学、現代音楽、作曲理論、映画音楽、吹奏楽、合唱、ミュージカル、ときらびやか。教員同士の仲もよく、それぞれの連携・情報交換が極めて密に行われています。
 
 また、大学としての研究活動にも余念がなく、大学公式のコンサートの一つ『聴き伝わるもの、聴き伝えるもの』、国立音大シンフォニック ウインド アンサンブル『定期演奏会』、国立音大打楽器アンサンブル『定期演奏会』では、教員による新作が毎年発表されています。ひとつ目の『聴き伝わる〜』は意欲的な現代音楽のコンサート、そして吹奏楽や打楽器はそれぞれのジャンルの「今」に関わる研究として、演奏系と創作系の長年に渡る深い連携に基づくものです。

 
 学生への丁寧な指導。その特徴は、押し付けがましくないこと。キラキラしている作曲家の卵たち、、映画音楽に傾倒している者、実験的なアート作品にハマっている者、合唱が大好きな者、、、それぞれに暖かく寄り添いつつ、具体的な指導が行われます。
 
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おまけ

作曲専修を紹介する「リーフレット」と「動画」

 2018年春から配布している「マンガ仕立て」のリーフレットと、2人の教員が熱く(?)語った動画です。動画の方は、新型コロナウイルスの影響下で開かれた「オンライン・オープンキャンパス」の際に収録されました。リーフレットはコチラ 動画はコチラ


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