実用音楽コース
特徴
映画音楽、ゲーム音楽、CM、ミュージカル、シネマコンサート、TVドラマ、などなど、音楽が「簡単に作れる」ようになった今の世だからこそ「専門家」が求められています。10年、20年と「仕事の現場」に居続けることの過酷さへ耐えられる実力を、実践的に身に付けます。
2年次までの基礎的な科目(管弦楽法、DTM演習、和声法、録音実習、etc. . .)を踏まえ、身に付けてきたチカラを「商業音楽の現場でどう使っていく?」というアプローチで一気に実践力へ繋げていきます。3年次より始まるこのコースですから、自ずと内容は高度&専門的になっていきます。
内容と卒業後への効き目
栗山先生による「実用管弦楽法」が必修となります。クラシックの管弦楽法とはまた異なる、映画やアニメに特化した様々なオーケストレーションを学びます。
加えて、通称「実用音楽ゼミ」と呼ばれるグループレッスンが追加されます。ゼミは「丸山先生ゼミ」と「栗山先生ゼミ」の2種類。丸山先生の方では、多摩美術大学の学生との1対1のコラボレーションが行われます(タマグラアニメーション)。多摩美の学生と「お見合い」を通じタッグを組み、「〇〇な音楽が欲しいんだけど」という注文に応えたり、逆にこちら側から「こういう音楽を作ったんだけどどうかな〜」と働きかけたり、同世代の二人が一つの映像作品を作り上げていきます。完成した作品が多摩美術大学のイベントや各地の映像祭へ出品されたりすることで「音楽が世に出るきっかけ」にもなっています。
栗山先生の方でも、ギターやドラムを含むバンドの作曲&録音&トラックダウンなど、「それ必要!」という内容が盛りだくさんで、2年次までに得た「現場力」をさらに高めます。